中古品について インド観光土産や、リサイクル品として、シタールを見うける事があるかもしれません。
かく言う私も、はじめて持ったのはインド土産のシタールでした。中古品になりますので、これには当たり、はずれが当然出てきます。また、楽器の当たり、はずれはなかなか複雑で、一見ぼろぼろでどうしようもないようなものでも、手をいれてみたらとてもよく鳴る楽器だった・・ということもありますし、その逆もあるわけです。
買われる場合は、例えばこのサイトのWhat Sitar中の記事などを参考によく見て、壊れている部分はないか、また、それは修理できそうか、などという点に注意して、納得出来る値段であれば買われる方がいいです。
弦が数本無くとも、それは切れているだけで、楽器が壊れているわけではありません。
ただ、古く放置してあったシタールは、かなりの弦が錆びついていることが多いので、その場合は(程度によりますが)張り替えたほうがよいでしょう。
たとえ安値で買って、あるいは、もらいもので、多少体裁が悪いものであっても、ご自身の楽器です。大切にして、時々、音を出してあげて下さい。
楽器は、持ち主の愛情を反映するものなのです。
シタール演奏家の私としましては、すこしでも多くの、眠っているシタールが、また音を出してくれるようになることを願ってやまないのです。
|