超!初心者のための シタールの 弾きかた入門

その3 置きかた 置き方の注意点だよ2001/08/16 木曜日

 

 さて、楽器を持ち運べるようになったところで、よろこんでばかりはいられません。

 楽器を、家に置いておく場所を探さなければいけないのです。

結構かさばるしね・・

 やはり楽器ですので、安全な場所に置いておくことが肝心です。

 では、安全ではない場所とは、どういったところでしょうか。

  1. 直射日光のあたる場所
  2. 極端に湿度の高い場所
  3. 通路など、人と楽器がぶつかりそうな所
  4. 屋外の、温度、湿度変化の激しい物置

 つまり、例えばパソコンの設置場所と同じようなところ、と考えてもらえばいいのです。でも、パソコンを、放り投げてシタールをそこに置いておくわけにもいかないし・・・と、住宅事情の悪い所にお住まいの方は、ため息が出そうですね。

 でも大丈夫! 何故なら、私も同じような環境で、色々と置きかたを工夫してきたからです!
 そんな、工夫をお教えいたしましょう。

1.立てかけ方式

2.横置き方式

3.壁掛け方式

4.天井吊るし方式

5.棚方式


 日本の湿気と保管方法について

 日本に限らず、雨が降るどこでも、湿気はあります。適度に雨が降るのは、米や野菜も育つので、本当にありがたいことです。また、この島の文化もそんな気候とあいまって育ってきたのでしょう。けれども、湿気がこもるというのは、シタールのような多くの弦楽器にとっては、あまりありがたくないのです。もちろん、乾燥しすぎもよくないのですが・・・

  日本の多くの地域では、夏の前の雨季(梅雨)、また、秋から冬にかけての長雨の季節があります。
 雨が降り続いて、夜半に気温が下がって・・・ということが繰り返されると、湿気が部屋に溜まってきます。場合によっては、壁などが、結露することもあります。
 こういった環境にシタールを長期間、放置しておくのは、あまりお勧めできません。
 弦は錆びるのが早まりますし、胴、棹、糸巻きなどにもあまりよくないのです。例えば、糸巻きなどは、湿気を吸って膨張しますので、動かしにくくなったりします。
 こういった時期、湿気のこもりがちな部屋に楽器を置いてあるときは、出来るだけ、風通しの良い場所に置きかえるか、ときどき部屋を開けて、乾燥させて下さい。健康にもいいことですしね。
 ただ、思いっきり乾燥させようと、ストーブで炙ったり、ドライヤーで乾かしたりするのは、やめた方がいいでしょう。よっぽど慣れた楽器職人さんだったら、もしかしたらそんな技術を、持っているかもしれませんが・・・

 また、エアコンの風も、直接当たらないようにしたほうがいいでしょう。
 ケースに入れて保管されている方なら、湿度の具合を見て乾燥剤を入れて保管するのも、ひとつの方法です。

 ともあれ、急激な温度、湿度変化は避ける、ということと、木材はやはり「生き物」なので、楽器の状態を日頃よく観察する習慣を身につけましょう。始めは、分からなくても、何となくご自分の楽器の調子、具合が、感じられるようになったら、あなたはもう立派な「シタール・オーナー!!
 そこから、「自分の楽器で自分の音作り」が始まるような気がするんですよ。

 


 御参考になったでしょうか?

では !!

 

選び方  持ち方  置き方  音を出す前に 構え方

超!初心者シタール入門トップページへ


Home 総合案内 シタールについて Profile 演奏会 日記 Links ご挨拶 更新 お知らせ BBS