超!初心者のためのちょっとしたアドバイスですわん!ぽいんとあどばいす

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転記しました。

更新日時 02/04/10

シタールの弾きかた入門へ


シタールを弾く時 弦を張るとき シタールの糸巻き
持ち歩く時は シタールの爪(ミズラブ)は 楽器のバランス
梅雨時の管理1 梅雨時の管理2 弦を緩めた方がいいのか
シタールを倒してしまうと 左指、いたい^_^; 音色が変わったみたい
座って弾きます 右手の動き  

シタールを弾く時
シタールを弾く時には、弦との摩擦を少なくするため、
植物油(オリーブ油、椿油など)を、小さなケース入れた綿などに
染み込ませ、左人差し指と中指の先に、軽くつけます。

ミシン油等の、軽いオイルなどは、始めての方にはお勧めしません。たくさんつけるとかえってよくないです

 

弦を張るとき
弦を張るとき、弦を折り曲げないように注意してね。
特に、細い共鳴弦は、一度折れ曲がると、張った時
そこから切れやすくなりますよ。
     
× __/\___  ← 折り曲げないでね!これ、ときどきよくやるんだ・・・

 

シタールの糸巻き
シタールの糸巻きは、ギターなどと異なり、胴体に
穴を開け、差し込んであるだけのものです。
使い込むことで、安定させます。
ただ、あまり使っていないものは、固くなっている場合があります。
無理に、回そうとすると、折れたりしますので、気をつけてね。

こちらもご参考下さい。
糸巻きの調整

 

持ち歩く時

-----------------------------------
 ・・・ シタールを持ち歩く時は     1
         
-----------------------------------
 ケースに入れましょう          2
  ,,,,【σ】☆!
------------------------------------
 ケースがないときは           3
   ´´☆
------------------------------------
袋でもいいよ                4
┌──── ☆ 寸胴の袋(キルティングの布とかで
└────    作ります)
-------------------------------------

 

シタールの爪(ミズラブ)
 シタールの爪(ミズラブ)は、指に馴染むまで、結構痛かったりします。

本来は、鋼製のものを使うのですが、もっと柔らかい金属で出来たもの、指のあたる部分に柔らかいプラスティックのチューブが入っているもの、などもあります。

 慣れて来て、指先にあたる部分が丈夫になると、固い爪でも平気なのですが、それまでは、柔らかい爪を使ってみるのもいいかもしれませんネ。

    <> ← 爪です・あんまり似てないかな(^^ゞ

詳しい図

 

楽器のバランス

始めのうち、気に入って弾いていたシタールの音がなんとなく、気にいらなくなることって、よくあるんです。
結構、使っているうちに楽器のバランスが崩れて、音色が悪くなることが原因だったりします。

そんな時は、もう一度、楽器を良く調べてみて下さいね。

シタールのメンテナンス

 

梅雨時の管理1・2
梅雨の季節が近づいてきましたね。
湿気を吸って、糸巻きが固くなったり、弦が錆び易くなったり・・・
時々、楽器をケースからだして、風を通してあげましょうね。
ちょっとの時間だけでも、だいぶ違うものですよ。

ついでに、簡単な楽器掃除もすれば、一石二鳥です。

弦をまとめてもっている方
湿気などによる錆びには注意して下さいね。
錆びた弦は、切れやすいですし、メロディ弦が錆びていると、左指がきつくなります
張ってある弦も、たまに軽くでいいから磨いてあげて下さいね。

 

弦を緩めた方がいいのか
シタールを保管するとき弦を緩めるものなのか張りっぱなしでいいのか、悩むものです。
何人かに尋ねてみたのですが、賛否両論でした。
緩めるメリットは、棹の保護ということでしょうね。
張っておくメリットは、チューニングの安定ということ。
どちらをとるかは、使う人次第・・・なのでしょうか。

ときどきメンテナンスしてあげれば、結果的には両方のことができます。

 

シタールを倒してしまうと
シタールを立てかけて置いて、うっかり倒してしまうと2番弦の糸巻きが一番折れやすいようです。
 これは以前そうやってお教えした直後、自分でやってしまったことでした(>_<)
 軽くヒビが入った状態でも、力が加わりますので、折れてしまうんですね。
 糸巻きを取り付けなおしたのですが、やはり長年使い込んでなじんだものの方がいいです。
 でも、取り付けはゆっくりやればご自分でも出来ます。

 

左指、痛い
シタールをはじめた頃は、弦をおさえる左指が痛いものです。
 痛いのをこらえて練習して指を慣らしていくのもひとつの方法ではあるのでしょうが、あまり無理をしすぎると、こんどは指そのものを痛めて、楽器本来の音を出せなくなる、という悪循環になってしまいます。

 自分の体のことなので、自分の指の調子を見ながら練習をしていくのも大切な気がしますよ。

 

音色が変わったみたい
シタールには、音色を作る部分、「ジャワリ」があります。
 これは、弾いていると削れてきて音色が変わってしまいます。
 インドですと作った所で削り直してもらえるんですが・・・
 なんとかいいメンテナンスの方法がないか・・
 いつも気になっています。
 とりあえず、練習のときは薄いフィルムなどを入れて、保護するという方法などもあります。

  ジャワリの説明   ジャワリの調整

 

座って弾きます
シタールは床に座って演奏します。

その1
 これは、日本の伝統楽器の多くとよく似ていますね。
 ただ、楽器を抱え長時間座っていると、はやり足がしびれてきたり、痛くなってきたりします。また楽器も安定しません。

 慣れないうちは、足の組み方を工夫したほうがいいでしょう。
 右足を前に投げ出す、または片膝を立てるといった構え方もあります。
 慣れてくれば、楽になります。

その2
 さて楽器を抱えて演奏するのですが、そのときは左足の土踏まずの端に楽器を乗せますよね。
 ということは、左足の甲が下になるということです。
 床が固かったり、凹凸があると、足の甲がとても痛くなります。
 薄いクッションを甲の下に置いてあげるといいかも知れません。

 楽器の構え方

 

右手の動き
シタールを弾く時の右手のストロークってけっこう大切です。

これにはもう、いろんな使い方があると思います。
独学で学ばれている方は、人に見ていただけないので右手
の使い方にご自分で気をつけて練習して下さいね。
慣れないうちは、左手で弦を押さえるのが痛いのに気をとら
れ、つい右手がおろそかになりがちです。

 

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