チューニングの方法です

最終更新日01/12/14

初心者のためのシタール入門音を出す前にもご参照下さい

シタールの上下二段の弦の図の見方です

上弦図 ←それぞれの弦の開放弦の音程を、図の下に書きました。
右から二番目の弦(ジュリタール)を、中心にしてあわせます。

図の↑↓ の印は、その弦からのオクターブ 上・下を表しています。
全体を大雑把に合わせ、張力で棹が多少変化しますので、再び一本づつの細かいチューニングを行います。


下弦(共鳴弦)図  ←図の下に書いたものは、大雑把なものです。
一般に演奏する曲(ラーガ)によって、この弦のチューニングはすべて異なります。
いわゆる西洋音楽のドレミファに対応するチューニングの一例を以下に述べます。
※これは一番右端の弦を基準にします。この弦は、上弦の左から二番目の弦と同じピッチです。↑↓ の印は、その弦からのオクターブ 上・下を表しています。

低音                              高音
C#・A#・C・C#・D#・F・F#・G#・A#・C・C#・D#・F  
  サンプル※12平均律の音です。あくまで大雑把な目安としてお使い下さい

 

※1.
このサイトでは、シタールの基本の音をC#として扱っています
 楽器によって、また奏者の好みによって 基本の音は C 〜 D 位の幅がありますので、その場合は、それに合わせてください。
(例えば、基本の音が C の場合、すべて半音低くなります)
※2.
放置してあったシタールは、弦がすっかりさびて痛んでいる場合が多いものです。
そうした場合、弦は切れやすくなっています。
張り替えるのが理想ですが、充分な弦がなく全ての弦を張り替えることが出来ない場合は、さびを落として、少しづつ様子をみながら、気長に調律して下さい。
※3.
慣れていない方は、チューニングの際に、12音全ての出るチューニングメーターを利用されることを、お勧めします。
(ギター専用のものは基本的に、ギター弦に対応した音しか出ないので使いにくい)
私は「KORG AUTO TUNER AT-1」を使っていますが、幾つかのメーカーから、何種類かのメーターが発売されていて、どれでも使えます。
また、音の出ない、メーターだけのもの、ピッチ笛、音叉等は、シタールの場合使いにくいようです。

音が出る、チューニングメーターの使い方として、
1.
シタールの音をメーターで測定しながら合わせる
2.
メーターの音を基準に、シタールの音を合わせる
という2通りの方法があります。

始め慣れないうちは、1.の方法でシタールの音程を確認するといいかもしれません。
慣れてきたら、ぜひ、2.のほうで合わせて下さい

実際の演奏では、基準の音を中心に演奏中でも微調整していきます。
例えば、下の音を基準にすべての弦を合わせる練習もしていただければ、いいかもしれませんね。

 

二番目の弦(C)#の音

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