シタールのメンテナンス

 シタールの弦について

シタールの弦は、いわゆるピアノ線(高炭素鋼)、燐青銅、真鍮などの金属製です。

 注:ピアノ線といっても実際のピアノの弦とは太さがまったく違います。

弦の数は、それぞれの楽器によって、異なりますが、合計7〜20本の弦が張られています。

参考図→  

 弦の強度は、硬さの順に

  1.  ピアノ線 (Steel Music Wire)
  2.  燐青銅線 (P.Bronze Wire)
  3.  真鍮線  (Brass Wire)

     となっています。

 また、使われる金属線は、楽器用として使われるタイプのもので、一般に”ミュージック・ワイヤー”と呼ばれているものです。
 この”ミュージック・ワイヤー(楽器用金属線)”は、金属線の中でも、消費量が少なくかなり高級な品質の部類に入りますので、その分、一般の金属線と比べると高価です。
 残念ながら、現場にいって確かめたわけではないのですが、ヨーロッパでは、今も手仕事でこの弦の製作をしている、という話を聞きました。どなたか、詳しい方がいらっしゃったら、ぜひご教示いただけるとありがたいのですが。

 シタールは、インドの楽器ですが、弦については、ヨーロッパ製のものが、人気があるようです。

 (例:レスロー社製)

参照 「具体的な張替えの方法

    「弦の径の基準例


01/08/15 更新