演奏会での印象とか・・・いろいろ

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2001年 5月


5月

5月26日 「新横浜パフォーマンス 2001

昨日は、神奈川県新横浜の横浜競技場を使ったイベントでした。
12時30分頃から30分、3時過ぎから30分のステージでしたが、両方のメンバーと内容が違っていたので、頭の悪い私としては混乱してしまった(^^ゞけど、面白かったです。
シタールの音のライン取りが今回は効果的だったようでした。

一部
もとはと言えば、「1部はインド的な音楽のステージを・・」というので、前からご一緒できたらなあと思っていた、ネパールの竹笛(バンスリ)演奏家パンチャ・ラマさんに私が声をお掛けしたのがきっかけです。
彼は、今、来日中のネパール舞踊団と一緒にツアー中なののですが、気さくに出演をお引き受け下さいました。朝一番の新幹線を使い、山口からいらして、演奏後すぐに福岡に戻るという過密スケジュールを押してのご出演でした。本当にありがとうございました。パーカッションの伴奏は伊藤阿津志さんでした。
10分程の「シタールソロ」、そして3人での合奏、最後にパンチャさんの故郷の民謡(器楽曲)という構成。短いながらに、それぞれの楽器の特徴がコンパクトにまとまっていたように思います。

二部
SUARAのステージです。歌・高木春恵さん シタール・辰野 ギター・川口光さん パーカッション・吉口克彰さん のメンバーでした。
(高木さん、吉口さんが西洋音楽を大学で学ばれてきたので?)西洋音楽色が強くなった、とも感じました。そして私は、譜割り通りに演奏するのが苦手な音楽家・・・ご迷惑おかけしちゃったかな・・・う〜ん
シタールを使って、もともと西洋音楽の方法で作られた曲をやるのって、始めはめずらしがられるのですが、結局は「奇を衒ったいろもの」で終わっちゃうことがよくあります。
それだけシタールという楽器の個性って強いのかも知れません。今後の課題ですね。


5月23日 「宮前区役所ロビーコンサート

今日は神奈川県川崎市宮前区の区役所でのロビーコンサートでした。
あいにくの雨で、お客さん、いらっしゃるのが大変だろうな・・・と思っていたのですが、座席いっぱいのたくさんの方が来て下さりました。
私のささやかな演奏ですが、とても熱心にお聴きいただきました。
本当にありがとうございました。

この催しは、毎月の催しで、もうすぐ100回になるそうです。
積み重ねの力ってすごいですね!
見習うことが沢山あります。

雨だと、やっぱり楽器の音も、何と言うか、雨的な音になりますね。

湿っぽい・・というのとはちょっと違うのですが・・・
雨音の中で聴くシタールの音色っていうのも、また風情があるものですよ。
色々な雨音がありますが、今日は何となく、梅雨の予感がする雨音でした
そんな音の風景にとけこんだ演奏だったような気がします。


5月6日 「丸木美術館での演奏

昨日5月5日は、埼玉県東松山の「丸木美術館」の開館記念日での演奏でした。
実は、丸木夫妻の作品は、以前から、画集や絵本で拝見していました。
いずれは伺いたいと思っていたものですから、とてもありがたい機会だったのです。
気持ち良く演奏出来たのは、聴きに来ていただいた皆様、スタッフ、そして作品の力によるもの、本当にありがとうございました。

もちろん、演奏を第一に考えていましたが、やはり、作品をじかに拝見させていただいたことは、とても感激!!でした。
国際的にも高い評価を受けている作品ですから、私が論ずることなど、他愛ない話に過ぎないのでしょうが、それでも素晴らしかった!

原爆の図」「アウシュビッツの図」「水俣の図」「南京大虐殺の図など、それはそれは、息をのむ迫力です。


そして、それらの作品を眺めていて、こうした惨状を正面から受け止めて描いていく画家の意思の強さに感銘を受けるとともに、亡くなった方々に対し、そして歴史のなかで愚行を行った人達に対してすらも、何とか美しいものとして昇華させていきたい、人間の尊厳を取り戻して欲しいという、強烈な願いのようなものを感じたのです。
そんな願いは、丸木位里さんのお母さんの丸木スマさんの、素朴で、しかも実に美しい作品と根源でつながっているようにも思えます。


出来れば、時間をとって、ゆっくりみられるのがいいですよ。
自然豊かな土地にありますので、途中自然の中を散策されたりしながら、ゆっくりと、一日時間をかけてご覧になったら、きっとひとりひとりの色々な発見が出来ると思います。

丸木美術館

〒355-0076 埼玉県東松山市下唐子1401
TEL 0493-22-3266 FAX 0493-24-8371


5月4日 「南八ヶ岳 花の森公園 での演奏

昨日は、山梨県の高根町にある、花の森公園で演奏をしてきました。
会場には、こいのぼりが、何百とはためいていて、芝桜が一面に咲いていて、とてもきれいでしたよ。
「アートクラフト祭」の一環としてのコンサートだったのですが、アート展出展者の作品は力作ぞろい、すてきでした。
出掛けには、雨が結構降っていたので、心配しましたが、会場に着いて上がり、青空も見えて一安心。屋外の催しって、天候に左右されがち。主催者の方も気を使うだろうな・・といつも思います。
「花の森公園」のパンフレット一部いただいてきました。
ただ観光するだけの施設ではなく、収穫体験、食の体験などの企画が年中あるようです。
どろんこになって遊んでいる子供達の写真なんかが展示してあって、自作の詩「Song For」を思い出してしまいました。

南八ヶ岳 花の森公園 電話0551-20-7222  Fax0551-20-7223


さて、演奏は、ギター&歌・和田治 Voice&ホーミー・成瀬 ジャンベ・花 それにシタール・辰野 という編成。
結構、スリリングだったり、のんびりしたり、と盛り沢山。やっていて楽しかった!
それより、面白かったのは、今回のバンマス、和田さんのつけたバンド名!
「花の森公園」でのバンドということでか?始め「おわらい草」という名前でした。それが、舞台に上がって「こんにちは、『とんだおわらい草』です・・」と、いきなりバンド名が変化しました。(OWARAI-SOU というのでなく OWARAI-GUSA と発音するんです)
しかし、どちらの名前にせよ、面白いですね!
司会者がいたら「それでは!!・・・とんだ・・おわらいぐさ(^^)の皆さんの演奏です!!」
なんて、笑えます。
しかも、そんな紹介の後、シタールが鳴り、ギターがそれにかぶさり、ホーミー、ジャンベと音がどんどん厚く重なっていきます。重なり方が上手くいくとかなり重厚なサウンドになる気がします。
バンマスの和田さん、お疲れさまでした!また、機会作って演奏していきたいですよ。