演奏会での印象とか・・・いろいろ

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2002年  8月



08.31. 09:40 (Sat)

  【 季節の 移ろい 】


 そうかぁ 8月も 終りなんですね

 草木は 秋を迎える準備を始めているね

 虫の音は 日毎に 輝きを増しているよ


 季節は移ろい  変るもの 変らないもの

 自分であることに誠実に

 自然達が そう伝えてくれているようです


08.24. 00:38 (Sat)

  【 今日の演奏 】


 国際交流基金フォーラムでの演奏。

 アフガニスタンのアミール・ジャンさんのグループ、インドのインディアン・オーシャンの2グループがメインステージです。


 開演前のロビーで「アジアの雑踏・大道芸とバザール」という催しで演奏をしたのです。

 う〜ん、シタールの演奏・・大道芸じゃないんだけど、

 とボヤキたくもなったのですが、受けた仕事です!

 チャット仲間の暖かい励ましに、こころ支えられ、頑張りましたよ!

 アフガニスタンのアミール・ジャンさんも喜んで聴いて下さったし。


 そう!!

 アフガニスタン・・・NYテロ、タリバン、報復

 いつだって、世の中が不安定なときは、一番立場の弱い人達が、一番たくさん泣く。


 自分は今回、一番立場の弱い音楽家。


 そんな自分が頑張ることで、何かを、遠くの空の人達に伝えられるのではないか。

 そんな願いで、演奏をしました。



 たったひとりでも、いい。

 世界で一番悲しい涙を流しているひとがいたとすれば

 そこへ届くはず。


 そう願いながら・・


08.19. 13:25 (Mon)

  【 懸命に 】


 生きていくこと 生きることを 支えようと 頑張ってきた

 思いは いっぱい でも 出来ることは 少しだけ


 出来ることを 出来る中で 精一杯

 それで いいんだね きっと

 それが いいんだよ きっと

                             ねっ

 それは 自分を 支えること


08.18. 14:23 (Sun)

  【 雨音を聴きながら 】


 静かに降る 夏の雨は まるで 優しい物語を 語っているようです。

 自然の 音に 耳を澄ますと たくさんの 音楽が聞えてきます。

 それは 星空を眺めるとき 星の瞬きに感じる音楽とも 似ています。


 静かで 力強い ・・・



    静寂のなかにある 最高の音


08.17. 18:46 (Sat)

  【 石垣りんさんの詩より 】


 とても素敵な詩人の方です。


 例えば こんな詩


 「儀式」

 母親は、「白い割烹着の紐をうしろで結び」流しの前に娘を連れていくがいい。

 そして、どんな魚でもいいから、「力を手もとに集め 頭をブスリと落とすことから」教えなさい、と説きます。

 「その骨の手応えを 血のぬめりを 成長した女に伝える」それが、母の役目だと。


 そして、さらに、こう結ぶのです。

 「料理は愛情です などとやさしく諭すまえに 

  長い間 私たちがどうやって生きてきたか どうやってこれから生きてゆくか」



 それは、例えば、インドで見た、腕に乳飲み子を抱え物乞いする母親達。

 あるいは、ピカソが「ゲルニカ」で描いた、子供の亡骸を抱え慟哭する母親の姿。


 ・・などと、深い所で繋がっているように思えてなりません。



 「リアルな死を正面で受け止めてられてこそ、リアルな生がある」


  本当の 優しさ とは


08.15. 01:47 (Thu)

  【 普通って? 】


 「みんな! 普通のことってなんだろうね?」


 先日会った新聞社の記者の方は、頼まれた小学校の講義でそう子供達に、問い掛けたそうです。

 「お母さんがいること!」

 「学校にくれば友達に会えること!」

 子供達は目を輝かせて、答えます。


 「じゃあね。普通じゃないこと、考えてごらん」


 そして、彼は、「普通じゃない」画家の話を、伝えるのです。

 事故で、全身不随になり、1年後には、「普通の体」になる・・と聞かされ、がんばってきた。

 1年後、一生、全身不随を宣言される。


 絶望し、苦しみ、身悶え・・ながら

 その中で、絵画と出会い・・今日描ける絵を、描ききることに救いを求める・・


 子供達は、水を打ったようにしんとなったそうです。。



 真の教育は、成長する過程で壁につきあたったとき、

 支えになる、大切なものをこころからこころへ伝えること


 そうやって、ひとは生命をつなげてきた


 そう 思います


08.13. 00:28 (Tue)

  【 歩 む 道 】



 ぶつかって ぼろぼろになっても いいじゃないか

 自分で歩むのだから



 くたびれて ぼろぼろになっても いいじゃないか

 自分が歩めるのだから



 世の中は 誰にだって 分からない



 分かったつもりで 歩むより

 分からないままで ぶつかっていけばいい



 積み重ねる 日々


 歩む 道は そこにあるんだね



   そこで 待っているんだね


08.10. 01:31 (Sat)

  【 風 きらきら 】


 昨日は、葉山の blue Moonでのライブでした。

 波打ち際の海の家 ・・・・ 日が落ちると、柔らかな明りがとても綺麗でした。

 まだ、耳の奥で波の音が、優しく柔らかく寄せては返しています。

 長い時間、無意識に聞いていた音は、体の中に自然に溶け込みます。

 あのリズムと音色は、とても大きいものですネ。

 生命が海から産まれたことを考え合わせても、母体回帰のようなイメージがあります。

 でも、おそらく、録音した波の音を聴いても、印象は薄くなるでしょう。

 つまり、本物の音が、真にリアリティーのある音であればあるほど、複製は偽物っぽくなる・・・


 最高に素敵な背景音の中での演奏でした。


  Sitar    Motoyasu Tatsuno
  Perc.    Ryou Watanabe
  (Indianflute Hideaki Masago)



 このおふたりとは10年以上のつきあいがあるんです。

 でも、一緒に音を出してライブをするのは初めて!!

 このタイムスパンが、お互いの信頼なのかも知れない。



 曲 風キラキラ
   Indigo 他

 【 続 ・ 風 きらきら 】08.10. 09:56 (Sat)

 昨日、ご一緒に演奏したおふたりとは、長年の知り合い・・・

 と書きましたが、音楽の仲間とは、そんな雰囲気です。


 仕事自体が、不安定だし、営利目的だけでやってきているわけではなにので、

 続ける苦労はお互いに分かっています。


 それぞれの表現の独自性も、それぞれ頑固に持っている・・・

 それがあって続けてこられたことも、互いに理解しています。


 個々の可能性は、個々で磨いていくしかない。

 ひとりでやっていくことの、厳しさや孤独、でもそこにある充実感・・・


 「バンド」というと言葉のように「団結」とかいうニュアンスもあるけれど、

 それよりは、もうちょっと緩やか。


       それが 性分に合っています


08.03. 11:27 (Sat)

  【 一日ひとつのしあわせを見つけようネ 】


 そんな話を前にうかがいました。

 毎日の暮しは、単調だったりするけれども

 ささやかなしあわせを感じられる時間、

 短くてもいいし、ほんとうにわずかでもいいし

 それで、本当に充分なのでしょうね


 しあわせでおなかいっぱいになろうとすれば

 いつしか、あれもこれも、手の届かないものまで欲しくなるものネ


8月1日(木)

● せわしなかった7月 ●

先月は、なんとなくせわしなかったでした。日記もお休みしていましたしネ。
こんなときは、何がどうせわしない、と言いようがないです
ともあれ、日々のルーチンワークが出来なくなって、でも、色々思ったり、考えたり・・・

でも、後半は頑張りました。
何故か絵を描きまくりました。
こちらをご覧下さい→「
ぽのお絵描きアルバム

何故これほどまでに、下手な絵を描くことに固執したのか・・自分でも分からないのですが・・・
エンピツを持ち始めた幼児が、夢中になって絵を描く・・・あんな感じでしょうか。

先月の演奏の感想なども、追ってUPいたしますネ。


 

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